熱破壊式の医療脱毛 デメリット6選 大きな痛み 施術間隔 産毛への効果 色が濃い肌への対応力 長めの施術時間 白髪には効果なし

無料カウンセリングに申し込む前に、熱破壊式医療脱毛のデメリットくらいは知っておきたいですよね?

実は熱破壊式の医療脱毛には意外なほど多くのデメリットがあるので、注意が必要です。
特に毛質や肌質に影響されるため、事前の確認は必須です。

ここでは、熱破壊式医療脱毛のデメリットを6つ紹介しています。

デメリットを事前に確認しておけば、熱破壊式医療脱毛が最適な選択なのかどうかを判断できます。
その結果、満足できる医療脱毛を見つける手がかりとなります。

熱破壊式医療脱毛のデメリット

熱破壊式医療脱毛には、以下6つのデメリットがあります。

熱破壊式医療脱毛のデメリット

  • 大きな痛みを感じやすい
  • 毛周期に合わせる必要がある
  • メラニン色素の薄い毛には効果が低い
  • 日焼け肌や褐色肌には照射不可
  • 施術時間が長い
  • 白髪は脱毛できない

熱破壊式のデメリットは、蓄熱式の登場によってより鮮明になったことは事実でしょう。

以下でそれぞれを補足していきます。

大きな痛みを感じやすい

熱破壊式の医療脱毛では、大きな痛みを伴いがちです。

熱破壊式の医療脱毛では、毛根に高熱のダメージを与えて脱毛効果を得ます。
この時の温度が痛みの原因で、高温になるほど痛みも大きくなります。
熱破壊式の医療脱毛では、約200℃に達します。

色が濃い毛ほど痛みが大きくなるため、特にVIO脱毛をする際には麻酔が必要になるかもしれません。

また、熱破壊式の医療脱毛は高出力での単発照射です。
肌にも少なからず負担がかかるため、「敏感肌」「アトピー」「肌荒れ」では照射できない可能性があります。

無料カウンセリングで、医師の判断を仰ぎましょう。

毛周期に合わせる必要がある

熱破壊式の医療脱毛では、メラニン色素にレーザーを反応させて高熱に変換します。
黒い色紙を虫眼鏡で燃やすイメージです。

ただし毛には「成長期」「退行期」「休止期」からなる毛周期が存在し、色が濃くなるのは「成長期」だけです。
そのため、成長期に照射しなければ効果が期待できません。

参考までに言えば、毛周期の移行期間は部位によって多少の違いはありますが、概ね2ヶ月から3ヶ月です。
つまり熱破壊式で医療脱毛を受ける場合は、2ヶ月から3ヶ月に1度の施術間隔となります。

メラニン色素の薄い毛には効果が低い

熱破壊式の医療脱毛はメラニン色素への依存度が高いため、色の薄い毛には効果が落ちます。

これは仕組み上避けられませんが、どの程度から効果が落ちるのかは医師でも回答が難しい問題だそうです。



また、産毛には硬毛化のリスクも認められています。
硬毛化とは産毛の毛質が変化することで、その他の体毛と同じ太さや色の濃さになります

「普通の毛」になれば効果も期待できるはずなので、硬毛化自体は決してデメリットだとは思えません。

日焼け肌や褐色肌には照射不可

繰り返しになりますが、熱破壊式の医療脱毛はメラニン色素に強く依存しています。

そしてメラニン色素は、毛だけでなく皮膚にも含まれます。
そのため、「日焼け」「色黒」「黒ずみ」「色素沈着」「ほくろ」にもレーザーが反応する危険性があります。
もしレーザーが皮膚で反応した場合、やけどしてしまいます。

日焼けして一時的に肌の色が黒くなっている場合、肌の色が元に戻るまで待つだけでOKです。

地黒の場合は色の濃さによるので、医師の判断が必要です。

ワキやVIOなどにできた黒ずみには、低出力でなら照射してもらえるかもしれません。
その分効果も落ちますが、やけどのリスクを抑えるためなので仕方ありません。

ほくろは、シールを貼って保護した上での照射となります。
照射前にクリニックで対応してくれるため、こちらで準備する必要はありません。

施術時間が長い

熱破壊式の医療脱毛では、施術時間が長い傾向が見られます。

全身脱毛の場合90分以上はかかるケースが多いですが、これは単発照射のためです。
ただ、脱毛機の照射面積によっても施術時間の長さは変わります。

参考までに、蓄熱式で全身脱毛する場合の施術時間は60分程度が一般的です。

白髪は脱毛できない

熱破壊式の医療脱毛では、白髪には効果がありません。

メラニン色素に反応させて高熱のダメージを与えますが、白髪にはメラニン色素が含まれていないためです。

実は蓄熱式も同じで、白髪には効果がありません。
熱破壊式ほどではないにせよ、蓄熱式もメラニン色素をターゲットにしているためです。

白髪に脱毛効果があるのは、ニードル脱毛だけです。

熱破壊式医療脱毛のメリット

ここでは、熱破壊式医療脱毛のメリットについて紹介します。

長年の実績による信頼感がある

現在の医療脱毛の主な施術方式は「熱破壊式」と「蓄熱式」ですが、その歴史には約20年の開きがあります。

熱破壊式は、1983年にハーバード大学のロックス・アンダーソン博士によって発表された「選択的光熱融解理論」に基づき、研究がすすみました。

そして1996年、アメリカのサイノシュア社によって熱破壊式の医療脱毛機が開発されました。
翌年の1997年には日本にも輸入され、進化を繰り返しながら現在に至ります。

一方の蓄熱式は2016年頃から登場した新しい施術方式で、現在では熱破壊式と双璧をなします。
熱破壊式に比べて歴史が浅いため、その効果に懐疑的な医師が多数存在しているのも事実です。

約20年もの差があるため、症例数の差は歴然です。
症例数が多いほどエビデンス(医学的根拠)も増えるため、熱破壊式の医療脱毛に対する信頼感は自然と大きくなります。

でもだからといって、蓄熱式を否定する理由にはなりません。

脱毛効果を実感しやすい

熱破壊式の医療脱毛を受けると、数日後に毛がポロッと抜け落ちるポップアップ現象が起こります。

見た目的にも体感的にも分かりやすいため、熱破壊式の医療脱毛は効果を実感しやすいと言えます。

熱破壊式のデメリットを軽減できる脱毛機

熱破壊式の医療脱毛は、メリットよりデメリットの方が多いことが分かりました。

ただし、どの脱毛機で施術されるかにもよります。
脱毛機も改良されて進化しているので、新しい機種の方が熱破壊式医療脱毛のデメリットを感じにくいでしょう。

まとめ

熱破壊式医療脱毛のデメリットについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
最後にここで、まとめておきます。

熱破壊式医療脱毛のデメリット

  • 太く濃い毛ほど痛みが大きい
  • 施術間隔が2ヶ月から3ヶ月に1度と長い
  • 産毛には効果が落ちる
  • 肌質によっても効果が落ちる or 照射不可
  • 蓄熱式に比べて施術時間が長い
  • 白髪には効果がない

ただしこれらのデメリットは、脱毛機によってある程度は軽減できます。
古い機種よりも、新しい機種の方がおすすめです。